つわものどもの夢のあと〜凌雲寺の石垣

山口市中尾地区の田んぼの中に草原とともに大きな石垣が存在します。これが大内氏遺跡凌雲寺跡です。これは室町時代の周防国の戦国大名大内氏の当主大内義興の菩提寺であります。ここは謎が多く、山口市による発掘調査が継続されています。
ここには当時、凌雲寺という大きな寺院があったようです。家臣のクーデターに追われ敗走した大内義隆がこの寺に保護を乞おうとしたところ、クーデターを起こした陶晴賢の力を恐れた僧たちは門を開けてくれなかったため義隆はあきらめて民家に身を寄せた後に長門大寧寺への滅亡の旅に向かったという悲しい歴史のあるところです。
ぜひ、この遺跡を訪れて山口の古い歴史に想いを寄せていただければ幸いに思います。

F10号パネルにアクリル絵具

 

 


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